『表面粗化、0.002mmに挑戦!』
『表面粗化、0.002mmに挑戦!』
さらに薄い材料も粗化できるのか?
前回試作でコイル材の最薄を確認しましたが、『シート材であれば、さらに薄い材料も加工できるのか?』という疑問が生じたため、早速トライしました。
今回は、チタン、ステンレス、ニッケル、銅の4品種の0.002mmです。
〇チタン箔TR270C-H 0.002mm×100mm×200mm 粗化品
〇ステンレス箔SUS304-H 0.002mm×100mm×200mm 粗化品
〇ニッケル箔Ni-H 0.002mm×100mm×200mm 粗化品
〇銅箔C1020-H 0.002mm×100mm×200mm 粗化品
取り扱いが非常に困難
材料が非常に薄いため、協力会社様にかなり慎重に加工を進めて頂きましたが、4品種ともシワや破れが発生してしまいました。
このシワや破れは粗化加工自体ではなく、その前後の工程での取り扱いによるものとのことでした。
なお、これまでの試作と比べ、粗さの変化が軽微であるため加工前後の比較撮影ができず、材料もこのような状態のため粗さ測定もできませんでしたが、目視では表面状態が変わっているのが確認できました。
「コイル材の方が加工しやすいかもしれない」という意見も出ているそうですので、また機会があれば、めげずにトライしたいです。