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試作加工

『錆びを食い止めるために』

『錆びを食い止めるために』

『錆びを食い止めるために』

 

 もうすぐ梅雨時、銅や鉄などの錆びやすい金属の扱いには特に注意が必要です。

弊社では大日本印刷様にご協力頂き、製品梱包に防錆性フィルムを採用しました。

 https://www.dnp.co.jp/biz/case/detail/20169237_1641.html

扱いや保管環境によっては、錆びるのはあっという間。

 以下の画像は極端な例ですが、銅や鉄を素手で触り、放置しておくと錆が発生してしまいます。

〇銅箔 0.01mmt  銅箔_0.01t.jpg 
〇鉄箔 0.01mmt  鉄箔_0.01t.jpg 


素手で触らなくても、自然に錆や変色が発生します。
 銅箔.jpg鉄箔.jpg

  • サンプルで実験

 同じ材料をサンプル袋に入れて1年以上経過観察しておりますが、未だに錆の兆候が見られません。

サンプル実験.jpg

  • 製品梱包への採用

 上記の結果や大日本印刷様から頂いた各種データより、まずはシート材の梱包資材として、この防錆性フィルムを採用することとしました。

〇左:従来梱包(クラフト紙+乾燥剤+ポリエチレン袋) 

 右:新規梱包(防錆性フィルム)

 新旧梱包方法.jpg

 

弊社のお客様にはおなじみのクラフト紙梱包ですが、各業界の品質に対する意識の高まりも受け、約30年ぶりに変更となりました。

防錆性フィルムの導入により、作業効率が上がることも分かって来ましたので、サイズや数量などにより使用が難しい案件もございますが、今後積極的に使用していきたいと考えております。

フィルムの詳細は以下の通りです。

DNP透明蒸着フィルム IB-FILM® | ソリューション/製品・サービス | DNP 大日本印刷